『FLEX』広報担当
家づくりに役立つノウハウやFLEXの魅力を日々発信しています!
家づくりノウハウ2024.08.29
こんにちは! FLEXの広報担当です。
FLEXの建売住宅は、建物をサイコロのように面で囲んで建てる「2×4工法」という特別な工法で建てられています。
これに対して一般的な木造住宅は、梁や柱などの棒を組み合わせて建てる「在来軸組工法」を採用していることが多いです。
この2つの工法のどちらが優れているのか、ネットで検索するとさまざまな評価が出てきますが…何が正しい情報なのか判断するのは難しいですよね?
そこで今回は、2×4工法の耐震性、気密性と結露について、噂のウソ・ホントを正直にお伝えします!
まずは、「2×4工法の方が在来軸組工法よりも耐震性が高いらしい」という噂の真相について解説します。
【噂が広まった背景】
2×4工法は先ほど述べたように、建物を箱のように「面」で構成する造りになっています。一方、在来軸組工法はマッチ棒で作った立方体のように建物を「枠」で構成します。この2つを比べると、明らかに「面」で構成する2×4工法の方が強そうですよね?そのため、世間では「2×4工法=地震に強い家」という認識が広まっています。
【噂の真相】…○(ホント。ただし…)
これは過去の災害データからも明らかになっている通り、本当です!2×4工法の家は屋根・壁・床が一体となった「モノコック構造」と呼ばれる構造になっており、地震の揺れを建物全体で受け止めて力を分散させます。そのため、倒壊や損傷が少なく、過去に震災被害にあった地域でも多くの家が無事だったと確認されています。
もっとも、在来軸組工法の家=地震に弱いわけではありません。在来軸組工法でも耐力壁を設けたり、骨組みの接合部分に金物を使ったりして強度を高めることは可能です。ただし、それを実践している住宅会社とそうでない会社があるため、選ぶ際にはよく調べる必要があります。
次の噂は、「2×4工法の家は気密性が高いけれど湿気が溜まりやすく結露しやすい」というもの。これは果たして本当でしょうか?
【噂が広まった背景】
建物を面で構成するという2×4工法の特徴を考えると、在来軸組工法の家よりも隙間ができにくく、気密性が高くなることは容易に想像できます。一方で、隙間が少ないがゆえに「通気性が悪く床下などに湿気が溜まって木が腐る」といった噂も広まったようです。
【噂の真相】…気密性は○(ホント)、結露は×(ウソ)
2×4工法の家は気密性が高いという噂は本当です。建物を面で囲う工法のため、気密処理(隙間を埋める作業)が必要になる箇所が在来軸組工法よりも圧倒的に少ないというのがその理由です。ですから、職人さんの腕に頼らなくても安定して高気密住宅をつくることができます♪
これに対して、「結露しやすい」という噂は真っ赤なウソ!確かに、住宅における換気の重要性が理解されていなかった昔は、床下に湿気が滞留し結露することもあったようです。しかし、現代では全ての住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられていますし、昔に比べて換気性能そのものもレベルアップしましたから、そのような心配は無用です。
いかがでしたか?
2×4工法については、木造建築のスペシャリストである佐藤実さんが分かりやすく解説されている動画があります。2×4工法と在来軸組工法の「造り」の違いについても詳しく説明されているので、こちらもぜひ参考にしてください♪
▼佐藤実さんの解説はこちら
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