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2×4工法に関するウソ・ホント〜間取りの自由度・リフォームについて〜

「2×4工法の家には、住む人の安全性を重視した厳格な建築ルールが設けられています」

 

こんにちは! FLEXの広報担当です。

FLEXの建売住宅は、「2×4工法」という日本の住宅の中では数が限られた特別な工法で建てられています。一方、一般的な木造住宅は「在来軸組工法」という工法で建てられることが多いです。両者の違いを簡単に述べると、以下の通りです。


2×4工法…建物をサイコロのように面で囲んで建てる工法

 
在来軸組工法…梁や柱などの棒を組み合わせて建物の形をつくる工法

 
この2つの違いや優劣について、巷ではいろんな噂が立っていますが…その真相はどうなのか?今回は「間取りの自由度」と「リフォーム」に関する噂のウソ・ホントをお教えしましょう!

 

 

◆2×4工法は、在来軸組工法よりも間取りの自由度が低い!?

 

 

まずは、「2×4工法は、在来軸組工法よりも間取りの自由度が低いらしい」という噂の真相について解説します。

 
【噂が広まった背景】
2×4工法には、「建物の角の部分には90cm以上の壁をつくらないといけない」「耐力壁線の直下には基礎がないといけない」など、建てる際に守らなければならない厳格なルールがあります。

 
これに対して、在来軸組工法は法律で許される範囲内であればどんな構造の建物もつくることができるので、「在来の方が間取りの自由度が高く、2×4には制約が多い」という認識が広まったと考えられます。

 
【噂の真相】…△(必ずしもそうではない)
確かに、2×4工法には厳格な建築ルールがあるので「自由度が低い」と言えばそうかもしれません。しかし、このルールは住む人の安全性を考え、間違いのない強度を確保するために決められたものです。全ての2×4工法の住宅でこのルールが守られているからこそ、家の強度や性能の安定性が保たれています。

 
一方、在来軸組工法の家はルールが決まっていないからといってどこまでも自由にできるのか?というと、決してそうではありません。例えば、耐震性を確保するために耐震等級を取得しようとすると、在来軸組工法でも実現できる構造や間取りには制限が出てきます。逆に、構造上の安定性を無視して自由に建てることは、設計のプロからするとお勧めできるものではありません。実務者の中には「2×4工法のルールは守るべき最低限のルール。それを無視して自由に建てることは危険!」とおっしゃる方もいらっしゃるので知っておいてください(※後述の佐藤実さんの解説をご参照ください)。

 
◆2×4工法はリフォームしづらい!?

  
次に、「2×4工法で建てた家はリフォームしづらい」という噂もよく耳にするので、こちらも検証してみましょう。

 
【噂が広まった背景】
2×4工法の家がリフォームしづらいと考えられている理由は、おそらく先ほど述べたように2×4工法ならではの厳格なルールがあるからでしょう。構造上、手を加えてはいけない部分が少なからず存在するため、自由な増改築が難しいと言われるようになったと推察されます。また、先述のとおり2×4工法で建てている住宅会社は、国内ではまだ少数です。そのため2×4工法について知識のない人も多く、「うちでは対応できません」と断られるケースが目立ったと考えられます。

 
【噂の真相】…×(ウソ)
実際のところ、2×4工法の家がリフォームしづらいという話は全くの誤解です!むしろ、構造上のルールが明確であるからこそ、内装材を剥がさなくても構造がどうなっているのか事前にわかるため、安心して工事できるというメリットがあります。2×4工法の基本ルールをきちんと守れば増改築も安全に行うことができるので、ノウハウのあるリフォーム会社さんなら適切に対応してくれますよ。

 

 
いかがでしたか?
これらの内容について、木造建築のスペシャリストである佐藤実さんが分かりやすく解説されている動画を見つけましたので、こちらもぜひ参考にしてください♪

 
▼佐藤実さんの解説はこちら

 

 
2×4工法のウソ・ホントに関しては、また別の機会にもご紹介したいと思います。お楽しみに!

 

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『FLEX』広報担当

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